田舎に暮らすのも結構大変だ!

(開田だけの話ではないと思いますが)
開田高原移住を目指して下さる方々へ。


[つりぶね草・写真] 強制じゃないけど−田舎で快適に暮らす為には−<その1>
消防団に入る!!

若い男性で田舎に暮らそうと決心した方々・・・。
あなたは非常に、本当に、歓迎されます。
この場合の「若い男性」は、絶対年齢ではありません。
相対年齢ですのでご注意下さい。
とっくの昔に現役引退のはずの「青年」達は、あなたが来なければ引退出来ません。

強引なお話ですが、ちょっと考えてみればお分かり頂けるでしょう。
あなたが火事の災難に見舞われた時、助けてくれるのは彼らです。
彼らを助ける理由はそれで十分でしょう。

厳しい訓練と2次会(飲み会)に備えるには、鍛えるしかありません。
潔く心を決めて、体力をつけましょう(笑)!


[まつむし草・写真] 強制じゃないけど−田舎で快適に暮らす為には−<その2>
青年団・婦人会に入る!

田舎に暮らそうと決心した若者の皆さん・・・。
あなたは非常に、本当に、歓迎されます。

祭り、行事、何をやるにも人手が必要です。
とにかく助け合う事が、日常生活に不可欠なのが「田舎」なんです。
近所の人々は、大概の家の事情を知っています。
面倒だからといって、言訳にならない言訳をしても、立場が悪くなるだけです。
悪あがきはやめましょう(笑)。


[福寿草・写真] 強制じゃないけど−田舎で快適に暮らす為には−<その3>
よく働く!(その必要がない優雅な人は除く)

遊んで暮らしているように見えると、あらゆる種類の仕事の話が持ち込まれます。
カルチャーセンターに通う「都会型専業主婦」のような人々は、田舎には存在しません。
家にいるだけの人というのは、理解できない存在なのです。
大きなお世話のようですが、「遊んでるんだったら勿体無いので働いて」という具合になります。
「ヒマしている」ように見られないようにしましょう。


[ひるがお・写真] 強制じゃないけど−田舎で快適に暮らす為には−<その4>
争い事は起こさない!

住み続けることが不可能になります。
とにかくもめごとは避けましょう・・・。

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『田舎』と称される地域に志を持って移り住んで下さる方々を、地方の行政は勿論のこと、過疎により様々な不便を強いられてしまっているその地の住民が、歓迎しないはずはありません。
地方の活性化という事に関して、間違いなく貢献する行動だと思います。
その志が何であれ情熱を持って来て下さる事に、否定的な意見を述べる必要はありません。
しかし・・・希にですが、あまりに大きな情熱に、周りを見渡す視野を遮られた方が出現してしまう事を、とっても残念に思ったりします。

「言ってる事は正しいけど・・・」「そりゃそうだけど・・・」

長きに渡りその地に根づいた人々の『生活の流れ』を、どうか一番最初に考えて下さい。
その年月が築いてきた風土は、そう簡単には変えられないのです。
変わることが正しいと分かっている時でさえも、その速度はその土地の速度でしかありえません。


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