メディア・リリース情報
過去TVや雑誌、新聞等のメディアに取り上げられた開田の姿をご紹介します。
ご覧になった事がある方でも、それとはお気づきにならない事もあるでしょう。
「あっ、あれそうだったのか!」と、記憶の糸がつながって、親近感を持って頂ける事を期待して、とっても簡単なダイジェストですが、お読み頂ければと思っています。
● ● 2002年分 ● ●

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2002.11 放送、テレビ朝日「旅の香り 時の遊び」

スタジオ内で紹介される「いろいろな信州そば」の1つとして、「すんきそば」が紹介されました。
「すんき」の簡単な解説もありました。

「そば処まつば」では「すんきそば(960円)」が食べられます。

(スタジオで実際に食べていたのは、「投じそば」でしたが、不慣れな「投じかご」の使い方で滑稽なやりとりが楽しめました。) 

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2002.4 発行、講談社「週刊日本の街道(2) 中山道3 木曾路」

街道筋からは外れる開田村ですが、雄大な御嶽山の姿と共に山村ののどかな風景が、大きな写真で掲載されています。
量は少ないですが「すんきそば」や木曽馬等、記事の内容にも開田村の風俗が紹介されています。
この地方の風習や名物の紹介等、気軽に読んでながめる木曽路紹介本・・・といった趣です。
定価:560円
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2002.1.8 放送、NHK総合「首都圏ネットワーク」

新春シリーズ/夢をかなえるために「若者たちの挑戦」で登場しました。
長野県西部・開田村で木曽馬の世話をする、中川剛さん(24)の「夢・木曽馬の保護」。

まずはスタジオから、木曽馬と中川さんの紹介です。
「木曽馬は古来から日本に生息する在来の馬で、体は小さくても足腰が非常に強く、厳しい自然環境にも耐えることから、戦前までは山間地の農業にはなくてはならないものでした。」
「中川さんは、戦後農業の機械化などで数が減ってしまった木曽馬の、保護と繁殖に取り組み続けています。」

ダイジェスト
『木曽馬の復活にかける』
中川さんは、開田村にある木曽馬の里・乗馬センターの飼育係になって丸4年。
「日本人の体型に似ている。すごく優しい目をしている。最初見た時、こいつらとなら長くつきあえると感じた。」という中川さん。

開田村は木曽馬の全国最大の産地で、かつては農耕馬として数千頭飼われていましたが、20年ほど前には30頭にまで減少しました。
村が木曽馬の保護や繁殖の拠点として建設した木曽馬の里。
中川さんはここに、厳しい寒さの中でも、毎朝7時すぎに出勤します。(取材時も大雪が積もっていました。)

高校生の時、競走馬の写真を撮るうちに、馬に関わる仕事をしたいと思うようになったという中川さん。
専門学校で動物の調教を学び、実習で開田村を訪れ、木曽馬に強くひかれたとのこと。
木曽馬の保護や繁殖がすすめられていることを知り、飼育係になったそうです。

中川さんは今、農作業にかわる木曽馬と人との関わり方を模索しています。

その一例、長野市の信州大学付属小学校には、去年11月から1歳半のメスの木曽馬/小夏(こなつ)を貸し出しています。
教室の隣に小屋を建て、2年生の40人が育てています。
(よってたかって世話をみる楽しそうな子供達と、おとなしくしている小夏の微笑ましい映像。)
中川さんは月に2回小学校を訪れ、木曽馬のことを教えています。
「動物と一緒に暮らすことによって、得るものが大きいと思います。この子達が大きくなってから、その子供にも自然に伝わっていくのではないかと・・・羨ましいです。」

木曽馬の里では、全国にも数少ない障害者の為のホースセラピーも始めました。
一昨年から、地元の養護学校の生徒が訪れ、定期的に馬とのふれあいを続けています。
(室内乗馬場で、(おそらく取材の為に)緊張しつつ乗馬をする養護学校の女の子と、彼女曰く「緊張している」ラッキー号の映像。)
「本当に10分、20分のことなんですが、乗る前と乗った後では全然違います。私ももっと勉強しなければいけないんですが、そういう施設が増えればいろいろなやり方を見ることができるので、もっと増えていくといいですね。」という中川さん。

木曽馬は今、150頭まで増えました。
木曽馬を守りながら、「かつてのように多くの人に親しまれ、活躍する馬にしたい。」という中川さんの取り組みは続きます。

以下、この取材を見終わったスタジオでの、アナウンサーさん2人のコメントです。
「この季節寒いですからねー、馬の吐く息も真っ白で・・・。ぶひーって感じで・・・。」
「ご覧頂いたように、子供たちが触ってもまったく嫌がらず、木曽馬はとっても気性の優しい馬なんだそうです。全国の乗馬クラブ等に、木曽馬を乗馬用の馬として使ってもらえるように、セールスを始めているそうです。 」
「中川さん達の取り組みで、木曽馬も増えてきたということなので、活躍する場も広がっていくといいですね。」


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