開田高原・生活ミニ情報

(たとえ短時間でも)開田高原に滞在するにあたってよろしければ御一読下さい。

どんなところか・・・とヒトコトで言えば、

[福寿草] とにかく寒い所!!・・・です

1.どんなに寒いかというと・・・
NHKでは早朝などに、全国の天気予報を放送します。
番組中、「今朝の最低気温は、長野県開田高原の氷点下○○度でした。」という言葉で、みなさんもその地名を耳にする事ができる位寒いところです。
『全国の天気予報』ということは、当然北海道も含まれているのに、です。
菅平高原と共に、結構良い確率で日本一寒くなる所です。
開田高原の中でも西野は、村落のある地域が最高でも標高1,200m以下なのですが、標高1.300m以上ある三浦ダム(隣の隣の王滝村)付近より気温が低い、という気象記録があります。
これは、この地域が南西に位置する御嶽山に、温かい南風を遮られていて、なおかつ、冬期間は乗鞍岳方面より、一方的北西風を受けていることによるものと思われています。
お出かけの際は、是非長袖の上着を一枚余分にお持ちになることをおすすめします。

[水車小屋・写真]2.だいたいどんな感じのところかというと・・・
人口約2,000人程の、いわゆる日本の山村です。
南西に標高3,067mの御嶽山を控え、その裾野に広がる標高1,000m〜2,000mにおよぶ高原地帯に、村落が点在しています。
開けた高原に悠々と暮らす人々は、せわしさとは正反対のリズムで生活しています。
木曽福島方面から開田高原に入り、辺りの風景を眺めていると、標高表記の大看板が目に入ります。

3.何を見ることができるかというと・・・
[カモシカ・写真] 【動物】
村内の天然記念物には、ライチョウとカモシカがいます。
ライチョウは、標高2,500m以上の高山ハイマツ帯中に棲息しています。
下草や、木の葉の少ない春先は、小動物発見には絶好の季節です。
動くものは案外見つける事ができるかもしれません。
キセキレイは意外と人間の近くに現われます。
近年秋口には、毎年のようにクマが目撃されていますので、山歩きは要注意です。

【植物】
寒冷地の高原では、花々は順番にゆっくりと咲いてゆきます。
残雪の中、福寿草は可憐に顔を出します。
春、水辺では水芭蕉、あざやかな黄色の水仙等を見ることができます。
山菜の季節でもありますが、乱獲により最近は数が減っているようです。
夏から秋にかけては、コスモスや蕎麦の花等、美しい姿で高原は覆われます。

生き物が息をひそめる冬の間は、雪と氷の造形美と、残された動物の足跡を見ることができます。

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