20馬力 創刊号 1997.1.15. |
発行:木曽馬の里 乗馬センター
長野県木曽郡開田村末川 |
新年おめでとうございます。
木曽馬の里・乗馬センターでは、20頭の馬と4人の職員が力をあわせて頑張りますので、
今年もよろしくお願いします。
牧場の様子を 1人でも多くの方に知っていただけたら・・・と、このような 牧場だより「20馬力」を発行することになりました。
馬の紹介や、日々牧場で起こるエピソードなどを中心に、月1回発行したいと 考えています。
体験乗馬・にぎわう!! |
平成8年4月27日より 体験乗馬ができるようになりました。 コース1周(160m)500円の引き馬です。 夏休みには大変なにぎわいをみせ、8月の乗馬人数は2,860人。 4月から11月末までに7,214人の方に乗っていただきました。 ありがとうございました。 小さい子供さん(1才)から年配の方(90才)まで多くの方に楽しんでいただけたようです。 活躍してくれた5頭の馬たちは、この「20馬力」の中で紹介していこうと思っています。 今年度の営業は11月末にて終了しました。 今年は4月から営業の予定です。 是非乗馬を体験してみて下さい。お待ちしています。 |
名前: |
幸葵 [さちあおい] (アオイくん) | |
性別: |
牡 [オス] | |
毛色: |
鹿毛 [かげ] | |
生年月日: | 平成2年5月2日 | |
特徴: | 体中プニプニしていて非常に触り心地が良い。 オススメは鼻、顎、頬。 8歳にして一郎、春音、馬鈴の父であり、今後も立派な父になるべくキビシー修行を重ねる所存である。 |
● ● ● 職員紹介 ● ● ●
名 前:向井良三 [むかいりょうぞう] | みかん と 向井さん と くま |
平成8年12月4日、開田中2年生の田村友和くん(西又)と狩野郁子さん(床並)が、牧場へ体験実習に来てくれました。
2人はボロ取り(ボロとは馬のふんのことです。)や、馬のブラッシング、雪かきなどをしてくれました。
放牧場でブラッシングしていると、”わたしにもブラシかけてー!!”といって、馬たちがすり寄ってきます。
狩野さんははじめ、馬たちにはさまれて「こ、こわい・・・」と、かたまっていましたが、そのうちに慣れて、楽しんでブラッシングしてくれました。
後日、学校から届いた感想文の中で田村くんは、「僕は自分の家で馬を飼っていてもたまにしかみられないので、こういう機会があってよかった。
大人になってからの夢がますます大きくなりました。」と書いてくれました。
開田村の子供たちと 木曽馬がふれあう機会がもっと増え、その子供たちの中から、「村の大事な馬を守りたい。」
「牧場で仕事をしていきたい。」
という人が育ってくれることを願っています。
開田小学校 5年生のみんなが 木曽馬の版画を作ってくれました。
まずはスケッチ。みんな馬をじっくり観察していました。
乗馬会の時に乗った ボスやラッキーを書いた人や、昨年生まれた仔馬を書いた人もいました。
後日、できあがった版画が 牧場に届きました。
おなかがでーんと出た馬、走っている馬、毛づくろいをしている馬など・・・。
吉村真琴さんの ”ん〜おきあがれないっ!”という作品は、仔馬が(たぶん春音ちゃんでしょう・・・)ごろーんと土あびして、(ちょっと太っちょなので)起きあがれなくて、じたばたともがいている様子が、とても良く表現されていました。
牧場と、新しくできた管理事務所などに掲示しますので、見に来て下さいね。
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Q & A
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Q
馬は何歳ぐらいまで生きるんですか?
A
20〜25歳ぐらいでしょう。
馬の歳の数え方は、数え年で、生まれた年が1歳になります。
競走馬では昨年7月シンザン(サラブレッド)が36歳という最長寿記録で亡くなっています。
長生きですね。
馬の年齢は 歯を見て 推定することができます。
馬は成長するにつれて歯の形が変わるため、門歯(前歯)の長さと形と色から、おおよその年齢を推定することが可能なのです。
馬の年齢を人間の年齢におきかえてみると、このようになります。
ウ マ | 5 | 10 | 15 | 20 | 25 | 30 | 35 |
−−− | − | − | − | − | − | − | − |
ヒ ト | 20 | 40 | 50 | 60 | 70 | 80 | 90 |
♪ 雪やこんこん あられや こんこん ・・・・ 犬はよろこび庭かけまわる・・・♪ その通り。 私の愛犬 ふぁる も雪がだーいすきでつららをくわえて、 はしゃぎまわります。 この冬はあたたかい・・・・・かと思いきや、 寒くなってまいりました。 馬や犬に負けないように、私も気合をいれて 冬を乗りこえたいと思います。 岡
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「アルバイトの方ですか?」 と聞かれるのを1日2かい以下にする。 ので、よろしくお願いします。ね。
ふかみ
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「20頭の馬が力を合わせて頑張るぞ」という気持ちを込めて、『20馬力』という名前になりました。 創刊号いがかでしたでしょうか? 御意見・御感想をお待ちしています。 |