20馬力 Vol.20 1998.8.20. |
発行:開田村振興公社 長野県木曽郡開田村末川 5596-1 TEL・FAX 0264-42-3085 |
8月に入り、観光シーズンまっ盛り、暑さも本番となり、いつもより早くひまわりが一面に咲き 夏の暑さも倍増といったところでしょうか?
馬たちは新しい放牧場へ出て とても気持ちよさそうに飛びまわっています。
土日にはお客さんにかこまれて あいそをふりまいています。
8月12日、開田では62mmの大雨が降った日、いずみこと福泉号は木曽平沢宿内の諏訪神社の神馬として大役をはたしてきました。 当日、平沢でも大雨そして雷と悪天候の中 神輿や山車といっしょに平沢の町の中を ねり歩きました。 途中、仔の五輪を牧場へおいてきた為おちつかない所も少しありましたが、地元の子供たちや消防団の方から人参やすいかの残りの皮等をもらい、時には道ばたの草をはみながら気をまぎらせ歩いてきました。 6時まで神輿等について歩いていましたが、雨がひどかった為先に町を歩き、帰りましたが、いずみにも良い経験になったと思います。 来年も神馬になれるかは、わかりませんが、木曽馬を多くの人に知っていただくチャンスなので、これからもこのようなイベントには参加したいと思います。 |
五輪君にやっと無口(おもづな)がつきました。 といっても、以前にもついていたのですが、前にけが(無口が原因)をしてからは、ず〜と はずしていたのです。 みかんの仔の菜々にも早くつけたいのですが、ちょうど合うものがなくて、早く作らなくてはと思っている所です。 8月も半ばになり、雨が多くて、あまり外で飛べないので仔馬たちには少しかわいそうな気がします。 |
↑ 五輪くん |
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● 無くて七癖(くせ) (馬のいろんな癖)
馬にも人間と同じようにいろんな癖をもった馬がいます。
幼駒のころからのいろんな体験(母馬からうつるものもある)によって、さまざまなものがあります。
厩の中に入れっぱなしにされると、「船ゆすり」「熊癖」(ゆうへき)とよばれる体を左右にゆらすものや、上顎を支えて、口から空気を飲み込む「ぐいっぽ」(さく癖)とよばれるものなどです。
このような癖は一度おぼえてしまうと、気長に治さないと、よけいにひどくなったり、病気の原因になったりします。
このような癖がつかないためにも毎日の適度な運動が必要といえるでしょう。
このほかにも、蹴飛ばす癖「蹴癖」(しゅうへき)や、噛みつく癖「咬癖」(こうへき)、人が引いたり、乗ると、後づさりする「後退癖」(こうたいへき)、壁などに寄り添ってはなれない「膠着癖」(こうちゃくへき)などと、いろんな癖をもった馬がいます。
特に蹴癖と咬癖のある馬に近づく時には人の方が馬の耳の動きを見ながら気を付けていないと、突然噛まれたり、蹴られたりすることがあるので おとなしそうな馬でも気をつけて下さい。
6月19日、雨の中、日義小学校の2年生の子供たちが、電車とバスを使って、牧場までやってきました。
みんな順番に馬に乗ったり、自分の好きな馬の絵を描いたり、中にはほうきをもって馬小屋をはいてくれた子もいました。
お昼のお弁当は雨の為管理棟の内でみんなで仲良く食べていました。
ほんとうは晴れていたらよかったですね。
後日、日義小学校より、遠足の感想文がとどき、目を通しました。
やっぱりみんな、「雨でなく、晴れた日に牧場へ行きたい」との声が多かったです。
子供たちの中には遠足の翌日に母親と馬を見に来ている子もいました。
また遊びに来て下さいね。
日義小の子供たちからの感想文などなど (※ 正式発行版にはいくつか掲載されていますが、コピーが不鮮明な為、オンライン版では割愛させて頂きました。) |
------------ 馬も人も もうひとふんばりです。 |
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