静岡、大井川方面へ
ゴールデンウィークの後、J氏と静岡大井川方面へ三泊四日のキャンプツーリング。今回は、オフロードバイクでのツーリングなので、道の悪い所でもあまり気にせず走れる。 私は、KAWASAKI KL250R、J氏は、HONDA CRM250R。 J氏は、以前私がいたバイク便で働いている。時々、オフロードレースに参加していて入賞もしているらしい。年下だが、私より運転もうまくメカにも強いので頼りになる。 |
高速道路を避け一般道を走る。高速代を払うのがもったいないし、オフロード車では疲れる。横浜を出発し、国道246号線を走って静岡県に入る。途中のコンビニで食べ物を買い、道端にあった広い駐車場でコーヒーを煎れて昼食にする。 |
道端の駐車場で休憩
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海岸より防風林を隔てた所にフェンスで囲まれた芝生のグランドと施設があったが、シーズンオフなのか鍵が掛けられていて全く人の気配もない。防風林を越え海岸沿いの道に行ってみると、ちょっとした駐車場の様になっていて、その前にはだだっ広い砂浜が広がっていた。人の気配も無く、駐車場には公衆トイレがある。水は確保できそうだ。 |
他に行くあても無かったので、海岸でこっそりキャンプをさせていただく事にした。途中にあったスーパーまで戻り、食料と酒を買ってくる。砂浜にテントを張り、一杯やりながら持ってきた米で飯を炊く。砂が気持ちよくて、中々快適なキャンプ地だ。 |
榛原町、静波の砂浜
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翌朝、コーヒーを煎れて飲み、前夜の残りの食料で朝食を済ませる。大井川まで戻り、川沿いを上流に向って走る。 朝から曇りだったが、途中で雨がパラパラ降ってきたので カッパを着る。大井川沿いの曲がりくねった国道473号線を走って川根町に入る。ガソリンスタンドで給油していたら、ちょうど蒸気機関車が走ってきた。懐かしい。実物が走っている姿を見るのは、小学校の時以来だ。 |
途中の店で食料を買い、道沿いにあった屋根のある休憩所で昼食。その後、寸又峡温泉まで行ってみる。温泉にでも入ろうかと思ってうろうろするが、立ち寄り入浴の可能な宿と入浴料がよく分からない。雨がザーザー降る中、カッパを脱ぐのも面倒になり結局温泉はやめる。 |
蒸気機関車と遭遇
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仕方なく下流へ向う林道を走っていくと、奥大井自然休養村・池の谷キャンプ場というのがあった。 料金は、テント持ち込み一張り¥1,000-、整理料二人分¥600-。 キャンプ場は、寸又川沿いの林の中にあった。ゴールデンウィーク明けで平日のせいか他に客は誰もいない。バイクを炊事場の横まで乗り入れ、すぐ脇の雨があまり当たらない場所を選びテントを張る。炊事場やトイレの設備は綺麗で、なんと温水シャワーも付いていた。最初、二人分とはいえバイクでテント持ち込み、1,600円はちょっと高いと思ったが、設備がいい上に貸し切り状態だったので十分満足する。 他に客がいないので、屋根のある場所にカッパなど干したり、キャンプ道具を広げっ放しにしたり、好き勝手に利用出来る。ただし、林の中で人の気配も無く天気も悪かったせいで、夜中に小便がしたくてテントの外に出た時は、とても不気味だった。 翌朝、起きた時は雨は降っていなかったが、結局その後晴れる事はなく雨が降ったり止んだりだった。 |
寸又峡から東へ向い、井川ダム経由で安倍川に出て、梅ヶ島街道を北に向う。そして、梅ヶ島温泉を過ぎ、安倍峠を越え、山梨県身延町に出る。 雨なので屋根のある休憩所やバス停などで何度か休憩するが、どうしても走り続ける時間が多くなる。更に走って、日もとっぷり暮れた頃、本栖湖キャンプ場に到着。 |
屋根のある所で休憩
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なんと、キャンプ場は迷彩服を着た自衛隊員に占領されていた。地味な緑色のでっかいテントがたくさん張られている。キャンプ場は自衛隊の貸し切りになっているのだろうか?普通に営業しているかどうかが、よくわからない。 水場から見える自衛隊のあるテントには、大きいテーブルと椅子がセットされていて大勢でわいわい楽しげに食事をしている。歳をとった人間が多い所を見ると、階級が上なのだろうか。焼き肉の様な匂いがして来て、なんだか盛り上がっている様だった。 飯が炊けたので、水をポリタンクに仕入れてテントに戻る。湯を沸かしてインスタント味噌汁も作り、缶詰をおかずに夕飯。後はゆっくり酒を飲んで寝りにつく。 翌日も雨。朝食の後さっさとテントを片付け走り出す。結局キャンプの料金は払っていない。東に走って、山中湖から三国峠と明神峠を越え、国道246号線に出て横浜に戻る。雨に降られたのは残念だったが、ゴールデンウィーク中とは全く違い道が空いていて走り易かった。 |