長野県真田町、川上村

蓮華温泉から白池林道を下り、国道148号線に出て白馬方面を目指すとすぐに県境を越え長野県小谷村に入る。県境付近はトンネルが多い。白馬村に到着し、そこから長野市方面に向う国道406号線に入る。

険しい山道を走って鬼無里村、戸隠村を通過し、ダム沿いの道を走り長野市に入る。市街地を南に下って犀川を渡り、川中島古戦場を通過し千曲川を渡る。松代を過ぎ長野真田線を真田町方面に走る。峠道に入る前にスーパーを見つけて食料を調達する。民家が途切れると道が険しくなり、つづら折れの舗装路を上り新地蔵峠を越えると真田町に入る。
暫らく下ると、林道が分岐していたので入ってみる。奥に進んで行くと道端にちょっとした広場があり、その脇に細い小川が流れている場所見つけた。水も調達出来るし、そこで野宿させていただく事にする。荷を解きテントを張ったらブルーシートを広げてカセットコンロや鍋等を置いて夕食の準備に取り掛かる。

あたりはすっかり暗くなって来た。メニューはカレー、野菜や肉を適当に刻んで鍋にどんどん放り込む。灯りを目掛けて虫が飛び交うので、いくつか鍋に入ったかも知れないが、いちいち気にしてもいられない。後はつまみを食いながら酒を飲み、出来上がりを待つ。
ブルーシートとテント

この夜、普段うるさい位よく喋るM氏が非常に暗闇を怖がる事が発覚。料理中、一人だけ手が空いていたM氏に10m程離れた小川まで水汲みを頼んだら、林の中で真っ暗だから一人で行きたくないとダダをこねた。結局、子供じゃあるまいしと文句を言われつつ、J氏と二人で水を汲みに行ってきた。それにしても、そんな事でよくキャンプツーリングに参加する気になった物だと驚く。

珈琲豆を挽くM氏とJ氏
荷造り中の私

五日目(8月22日土曜日)
朝からよく晴れて暑さがが厳しい。寝袋を干し、前日の残りで朝食。あまりの暑さに上半身裸でダラダラと撤収。ほぼ荷物を積み終り、出発前にコーヒーを煎れ一休み。

真田町から真田東部線で東部町に入り国道8号線に出る。小諸市で国道141号線に入り南に向う。佐久市、臼田町、佐久町、八千穂村、小海町と走り南牧村で国道を離れ川上村に至る。

信号待ちの私

今日のキャンプ地は、以前にも泊まった事のある廻り目平キャンプ場にする。村の中心部の商店で酒と食料を仕入れて川上牧丘林道に入る。途中で林道を離れ金峰山荘方面に上って行くとキャンプ場がある。土曜日のせいか結構人がいて賑わっていた。

森の奥のテントサイト

金峰山荘でキャンプ料金一人500円を支払い、山側の林の一番奥までバイクを乗り入れる。水場からは遠いが、19リットルの折りたたみ式水タンクと化学繊維製の携帯バケツがある。一度行って水を汲んで来ておけば足りるので、とても重宝する。

周囲に他のテントが無く、とても静かでいいサイトだ。キャンプツーリング最後の夜、買って来た材料を適当に切って放り込み鍋を作る。後はそれをつつきながら焚火を囲んでいつもの通りの酒盛り。木の間から星が見えてきれいだ。

ポンピング中の私
六日目(8月23日日曜日)
いい天気だ。まずはコーヒーを煎れて目を覚ます。残った食料と飯で朝食。だいぶゆっくりしてから荷物を片付ける。オフロード車のJ氏とM氏は、川上牧丘林道で大弛峠を越え山梨県に向うという。私はオンロード車なので途中で別れ、川上村から原浅尾韮崎線で信州峠を越え山梨県に入る。増富ラジウムラインを走り韮崎市で国道20号線に出て横浜への帰路につく。


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