北海道に上陸

船で一緒だった人達
フェリーは真夜中の津軽海峡を通過し、数時間後早朝の函館港に到着。
遂に、北海道に上陸だ。函館市内は店もまだ開いていない、とても静かだ。 そういえば、青函連絡船と呼ばれていたのは、私の乗った船と一緒の船なのだろうか?今となっては分からない。

午前7時過ぎ、北を目指して走り出す。

走りだして少ししてから、ハンドルの角度とタイヤの向きがずれている事に気が付く。 どうやら前夜、青森で転倒した時に曲がったらしい。昨日は気が動転していたのか全然気付かなかった。

早朝なので、まだバイク屋は開いていない。

さらに数時間走って、やっと開いているバイク屋を見付け飛び込む。 バイクの状態を話してみてもらう。店の親父は、おもむろに私のバイクの前輪に何度か繰り返し蹴りを入れた。そして、なんとそれだけで作業は終了。確かに直っていた、これには驚いた。

しかし、自転車でハンドルとタイヤの向きがずれた時、私も同じ様な事をして直した事があるが、400ccのバイクでもそんな直し方でいいのだろうか?心配しても仕方がないので忘れることにした。

おそるおそる修理代をたずねると、親父は、「そんなもんいらねぇよ」と言って笑った。私も笑った。考えてみれば当り前か、修理と言っても蹴りを入れただけだ。ただで直って助かった。

内浦湾(噴火湾)を海岸線沿いに走り、室蘭市に入る。地球が丸く見えるといわれる地球岬に行ってみるが、霧が出ていて水平線は見えなかった。睡魔に負けベンチに横になる、ここで1時間ほど昼寝する。

室蘭市、地球岬
海岸線を苫小牧まで走り、そこから内陸に入って北に向かう。

ひたすら走り続けていたら、もう午後2時過ぎだ。
ドライブインに入り、特製海鮮ラーメンを食べ腹ごしらえする。 さて今日はどこまで行けるだろうか、地図を見てみると幌加内町の朱鞠内湖にキャンプ場があった。 距離はまだだいぶあるが、なんとかそこまで行けるだろう。

朱鞠内湖でキャンプ
朱鞠内湖に近づいたらジャリ道になった。
日も暮れてきて、人家も無くなったので不安だった。

午後7時30分、なんとか迷わずキャンプ場に到着。

管理人用と思われる小屋は閉まっていた。
湖畔に行って見ると、ツーリングライダーが二人テントを張っていた。少し離れた所にテントを張り寝る。

本日の走行距離、516Km。


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