パース到着

パース空港は市の中心部から11kmほど離れている。
バスかタクシーを利用するのが一般的らしい。
あまりお金に余裕がないのでタクシーは利用したくない。
国際線ターミナルから市内へはエアポートバスが出ているが、着いたのは国内線ターミナル。
それぞれのターミナルはかなり離れているので、歩いて移動するのは辛い。

国内線ターミナルには、トランスパース(Transperth)という路線バスが乗り入れていた。
バス停で案内版を見たが、行き先の地名を知らないのでどのバスに乗ったらいいのか不明だ。

そうこうしていると、バスが一台やって来た。
半袖半ズボンのラフな格好の運転手に市内に行くか聞いてみる。
どうやら行くと言っているらしいので乗り込む。
運転手の英語はオーストラリア訛りが激しくて、何を言っているかよく聞き取れないと知人は嘆いていた。 料金$1.5(¥180)
エアポートバスだと料金が$6(¥720)なので安くあがった。

しかし、乗ったのはいいが、今度は降りる場所が解らない。
外の景色を眺めていると、大きな川を渡って高層ビルが建っている所まで来た。

中心街に近そうなのでバスを降りた。
地名の看板を頼りに地図で確かめると、セントジョージズ・テラス(St George's Terrace)という通りにいるらしい。
良かった、パースの中心街だ。

パース中心街(サウスパースより)
宿泊先を確保していないので、まず最初に探さなければならない。
日本で予約出来る所はある程度料金の高いホテルが多く、安い宿の情報はほとんど無かった。
現地に行けば安全で安い宿の情報がもっとあるはずだと思いやって来た。
政府観光局直営WAツーリストセンターへは1km位なので歩いて行ける距離だ。

しかし、そこに行って見ると移転したという貼り紙がしてあった。
幸い移転先は、そこから500m程離れた所にあるパース駅の前だった。
助かった。

ツーリストセンターで宿泊施設リスト(Western Australian Accommodation Listing)という無料の冊子を手に入れた。
これには、西オーストラリア州全体の宿泊施設が、詳しく紹介されていて便利だ。
帰国までに12泊ある。料金、場所、設備等を見ながらなるべく安い所を探す。
なるべく自炊する予定だ。

市の中心部から数カ所の宿を選び、ツーリストセンターの女性職員に問い合わせてもらうが空きが無い。

しかたなく、市の中心部から西に10km程離れた海沿いのコテスロー(Cottesloe)という地区の宿にも問い合わせてもらう。

11泊なら空いている所があった。
もっとじっくり探したかったが、もう午後だし時間が無い。そこに決める。

ノース・コテスロー・ビーチ付近
その場で料金全額をツーリストセンターに支払う。
長期滞在者用アパートで、ウエストヘイブン・ハウス(WEST HAVEN HOUSE)という名だ。
ダブルの部屋が11泊で、$420(¥50,400)。
一泊約$38.2(¥4,584)なので、一人あたり$19.1(¥2,292)。
もっと安い所もありそうだが、めちゃくちゃ高いわけでもないので良しとしよう。
宿の最寄り駅まで列車で行く事にする。
パース駅は二階建ての立派な建物で、バスターミナルと一緒になっている。

フリーマントル(Fremantle)行きの郊外列車に乗り、10個目のグラント・ストリート(Grant Street)駅で降りる。
2ゾーン料金$1.5(¥180)

ホームの上にバス停の様な小屋とキップの自動販売機があるだけの無人駅だ。

グラント・ストリート駅
駅から西に向かって1Km程歩いた海岸沿いに宿はあった。
建物は三階建で、個人経営のようだ。
玄関で鍵の保証金として$20(¥2,400)を預け、部屋の鍵を貰う。

三階の角部屋で、ベッドが二つ、キッチン、トイレ、洗面所、シャワールーム(バスタブは無し)がある。他には、テレビ、冷蔵庫、調理器具、食器などひと通り付いている。

窓からは、どこまでも広がるインド洋が見えた。


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