オーストラリアへ

オーストラリア(Australia)のパース(Perth)に、知人が用事をかねて行くというので同行する事にした。英語は得意ではないので知人だよりだ。
パースは、オーストラリア大陸の西側にある西オーストラリア(Western Australia)州の州都。
インド洋に面した100万都市で、観光パンフレットには『世界で最も美しい街』と書いてある。
いつか、オーストラリア大陸をゆっくり時間をかけてバイクで一周したいと思っている。
その時の出発地として考えている場所がパースだ。 残念ながらその資金はまだ無いが、どんな所か一度行ってみようと思った。
バイクをレンタルして走るつもりで、国際運転免許証も準備した。
当初、旅行会社に依頼した時はパースへの直行便が取れたはずだったが、その後連絡があり直行便が満席のためシドニー(Sydney)経由で国内線に乗り換えてパースへ行く事になった。
料金の変更は無しとはいえ、シドニー・パース間はざっとみて3,000Kmは離れている。
パースへの到着が5時間程遅くなってしまった。

成田〜パース往復航空券。¥156,000


9月11日、水曜日

横浜16時31分発、成田エクスプレス乗車。¥3,900
19時55分成田空港着、空港使用料。¥2,000

21時発の日本航空機で成田出発。
飛行時間は9時間余り、酒を飲みながら夕食をとり数時間眠るとすぐ朝食が出された。
この時の通貨レートは、1オーストラリアドルが約120円だった。


9月12日、木曜日

現地時間7時15分シドニー着。晴れ。
シドニー空港の国際線ターミナルと国内線ターミナルはかなり離れている。
ターミナル間をシャトルバス(マイクロバス)で移動。料金$3(¥360)

9時05分発のアンセット(Ansett)機でシドニーを後にする。
9月、南半球のオーストラリアは春先。
飛行機の窓から見えたシドニー近くの山岳地帯はまだ雪に覆われていた。

飛行中、軽食の機内食が出される。
その時全く腹は減っていなかったが、初めてのオーストラリアの食べ物だしもったいないので食べてみた。

アルミ箔でふたをしてある温かいグラタン皿を開けて見るとミートパイ風の代物だった。
パイ生地の下は、お茶の出がらしの様な色をした物だった。 良く見ると所々に固形物が入っている。
食べて見るとネトっとした食感でほとんど何の味もしない。 塩が欲しいと思ったが何も付いていなかった。

はっきり言ってうまくない。
あれはいったい何という食べ物だったのだろうか。
他にクラッカー、チーズ、飲み物が付いていた。
クラッカーも味がほとんど無く、味があるのはチーズと飲み物だけだった。

日本を出発してからずっと、狭い機内の座席で動かずに食ってばかりで常に満腹状態だ。

途中、1000kmくらいあるというグレートオーストラリア湾(Great Australian Bight)の海岸線やナラボー平原(Nullarbor Plain)を眼下に眺めながら約4時間半飛行する。

現地時間11時40分、パース着。
日本を基準としてシドニーの時差は、+1時間。
シドニーを基準としてパースの時差は−2時間。
日本を基準にしてパースは時差が−1時間。
時差を色々考えていたら、頭が混乱してきて自分の時間が2時間消滅した気がした。

結局、成田から16時間近くかかってやっとパース空港に到着。


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